Noと言えないダメ人間
やっぱり僕はつくづくノーナシなのかもしれない。
ご飯どうしましょう?
いりません。
かしこまりました。
丁寧におじさんが答えてくれた。
ゴカラお待たせしました。
イケメンが担々麺を持ってきてくれた。
そして黙って、どうぞと小ライスを目の前に出してくれた。
ご飯じゃなくて小ライスなら、まぁいいかと自分に言い聞かせ。
小ライスを持って行かれないように、
ぐぐっと手前に引き寄せ、
さらにザーサイを乗せ、食うぞと意思表示をした。
もしかしたら、僕のことを太らせる陰謀なのかもしれない。
隣の人がかっこよく注文していた。
麺かためで。
そうか、ここは片目がいいのか。
イケメンにウインクすると麺が片目になるのかもしれない。
いまさら僕がウインクしても、やわらかくなったものが固くなるわけがない。
待っている綺麗な女性がウインクしてくれると僕は緊張して固くなってしまうので、
したをむいて一生懸命、麺を食べた。
希須林のおいしさの秘密を発見してしまった。
さくさくとした香ばしいフライドしたような小さなエビが入っていた。
スープと同じ色でなかなか気づかないが、
間違いなくエビフライが入っている。
写真には映らない美しさがある。
うれしくて、リンダリンダと叫びたくなった。
麺を食べ終え、いよいよ〆の時間だ。
担々麺の〆は、担々飯と決まっている。
替え飯を頼みたかったが、
おいしくてスープを全部、飲み干してしまった。
次回は麺でなく飯で注文してみたい。
希須林 担々麺屋 赤坂店 (担々麺 / 赤坂見附駅、赤坂駅、溜池山王駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
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