まとめ 上映会 美術品 会場 日章丸事件
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イラン映画上映会
3本立ての1本目、「金と銅」を見て
イランの普通の人々の様子。
村のしきたりで幼いころ預言者の神学生に嫁いだ若くて美しい娘。
二人の子供の世話をすべて妻に任せきりの神学生。
教師となり生徒を教える時間も、学びたいという熱心さと執着。
タクシーの運転手の友人。
知的障害の娘を持つ大家さん。
家庭不和の病院の事務員。
ペルシア絨毯の商人。
これがすべてではないが、敬虔な信仰と親交を感じた。
映画監督は短い時間の中に不用意なものは入れない。
すべてに思い入れがある。
何気ないシーンが、あとからジーンとくる。
そして、名画や名作は、けして考えや気持ちを押し付けない。
見る人によって、また、同じ人でも見る時期によって異なる意味を持ち、感じ方が異なる。
神話や昔話のように、伝えられるうちに変化したり、意味が変わったりする。
物語に変化と発展性に富んでいる。
もしかしたら、仏教、キリスト教、イスラム教などが宗派に分裂していくのも、そのセイかもしれない。
名作はけっして押し付けないが、名作の解釈をうまく語れる人は、自分の感じ方こそ真実と押し付け始める。
料理にたとえると名作は、味噌汁でなく、お吸い物。
この映画は、ちょっと味が濃い物や、甘いスイーツや辛いカレーを求める人に物足りない。
でもお吸い物をつくる手間、そして、微妙な違いを楽しめる人にとっては多くの示唆を受け取れる。
たとえば、ペルシア絨毯。
これを作り上げる手間と時間を知れば、ありがたさがわかる。
ましてや、もしそれが知っている人が作っていたとしたら・・・。
関心を持ち、意味(手間)を知ることによってい感じることができる感動もある。
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上映作品、時間の変更のご案内
5月31日(土)に予定されているイラン映画の上映会ですが、「こんなに近く、こんなに遠く(原題:Kheili Dour, Kheili Nazdik)」の邦訳が当日までに間に合わないそうですので、誠に恐縮ですが、下記の通り変更させて頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。
上映作品、スケジュールは以下の通りです。ご参加を希望の方はこのウォールにメッセージをお送り頂くか、当センターのメール・アドレスccis@hotmail.co.jp までメールをお送りください。
1. 金と銅
(フマーユーン・アッサーディ監督、2011年)(1時間47分)よき父、よき夫になろうとするイランの聖職者の姿を描く家庭ドラマ
午後0:30-2:17pm
2.「桜桃の味」
(アッバス・キアロスタミ監督、1997年)(1時間35分)14:30-16:05
1997年のカンヌ映画祭でグランプリに輝いたイラン映画。人生に絶望した男が、自分の自殺を助けてくれる人を探しもとめつつ、人生の本当の意味を知るまでの姿を描くヒューマン・ドラマ。バディは、自殺の協力者を求め、一台の車に乗ってさまよい続けていた。道中彼は、あるトルコ人の老人ゲバリに出会う。老人と話すうちに、絶望していたバディの心のなかに光がさし、彼はしだいに希望を見出してゆく。
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id83774/ より
3.「彼女が消えた浜辺」
(アスガル・ファルハーディ監督作品、2011年)(1時間19分)16:20-18:20
[ベルリン国際映画祭最優秀監督賞(銀熊賞)受賞、トライベッカ映画祭最優秀作品賞受賞]
浜辺にバカンスに訪れた若い女性の失踪(しっそう)事件をきっかけに、人間の複雑な内面が暴かれるヒューマン・ミステリー。
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id337058/
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